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思うこと Archive
読めるけど書けない
- 2009-10-08 (木)
- 思うこと
先日、久しぶりに手紙を書く機会がありました。
いざ書き始めてみると文章は出てくるのですが、漢字が思い浮かばない。
「この漢字ってこれであってるっけ?」なんてことを何度も繰り返し、Yahoo!の辞書で調べては書く作業を繰り返して、ようやく手紙が完成したものの、自分の漢字能力の衰えに辟易させられました。
なぜ読めん?
原因は間違いなく文章を「手書き」しないこと。
僕の場合、日常で何か文章を作成するときは90%ぐらいはPCでの作業だと思います。仕事においても、ちょっとしたアイディアなどはノートに走り書きをしてメモを取るくらいで、あとは全てPCでの作業です。
ビジュアルでみる漢字
そんなジレンマに陥って悩んでいると、ふと小学生の頃に漢字を習い始めたときの記憶が蘇ってきました。
例えば「木」という漢字。
自然の中に立っている木の形が段々と崩れっていって、漢字の「木」に変化するといった流れから意味を理解しました。様々な自然の風景や個々の造形からその意味とイメージを結びつけることが出来る漢字は、子供の僕の頭に一枚の絵のように刻まれていきました。
まさに漢字は右脳を使って、視覚的に意味を伝えるといった造形をしているということです。
漢字一文字一文字に込められてる意味は、視覚的に意味を理解するだけではなく、情景や触覚、時には味覚までも想起させてくれるわけです。
僕の好きな漢字の一つは「美」ですが、この「び」という言葉をイメージするだけで、華麗な美、はかない美、魅力的な美など、美のイメージは無限に広がります。
他の言語はどうでしょう?
例えば、英語のA.B.C…をイメージしても、その文字一つ一つからは何のイメージも思い浮かびません。ただの記号としか頭に入ってこない。英語を勉強していてもサッパリ単語の意味が頭に入ってこない原因の一つに、文字から意味をイメージすることが出来ないからという理由があるのかもしれません。
改めて漢字について考える
そう考えると漢字とは便利な言葉だなーと関心させられます。
文字一つから五感をフルに使って意味を汲み取ることができる。こんな便利で、楽しく、美しい言葉を僕たち日本人が持っていることを再認識することができました。
読めるけど書けない―。
そこには子供の頃から自然に身についた、漢字をイメージとして捉えるという力があるからこそ、文字から伝わる意味は汲み取れるものの、書くことになると頭の中にイメージした絵のように、あいまいな姿としてしか思い出すことができないからなのではないでしょうか。
書かないと忘れていってしまうことは間違いありませんが。。。
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